【剣縁懇親会発の新製品誕生か!?】 新しいことをやりたい。そればっかり考えている(株式会社ピーオーネット/代表取締役 加賀尾亮)

筆者は一応、人並み(人並みとは何ぞやという議論はさておき)には本を読んでいると思っているのですが、紙の本を読む方が落ち着く性分です。もちろんネットでの情報検索もしますが、言葉に関しては相変わらず紙の辞書・辞典を使っています。また、折り紙が趣味の甥っ子が遊びに来ては小さい作品をたくさん作っては置いていくし、両親が豪州に住んでいた際の友人たちからはメールでなく絵はがきや封書が届くなどということもあり、筆者の住環境では紙がとても目につきます。

                                                  

紙はとてもたくさんの機能を持つ素材

紙の卸商であり専門集団である株式会社ピーオーネット。

2023年3月に加賀尾社長にインタビューをさせていただいた際にも、「紙には実に様々な機能があって、それだけ多くのことができる素材というのは世の中にあまりない。紙の持つ可能性を発信していく必要があると思っていて、ピーオーネットは卸商なので製品を作ることはないけど、取引先は多岐にわたるので、紙で何かしたいという相談があれば何らかの返事はできるだろうと考えている」と話していただきました。

新しいことができないか。そればっかり考えている

「紙の良さを発信するという発想から、SDGs(持続可能な開発目標)にならって、当社の取り組みをSDGs が掲げる17の目標に当てはめてみたところ、紙は環境にも配慮された優れた素材であること、そして当社の取り組みは大きな社会課題を解決する一助になり得ることなどが分かるようになった。あまり大きなことは言えないが、紙と私たちにできることはまだまだある」というのも2023年3月の加賀尾社長談です。今回お伺いした中でも、「紙という素材は絶対だが、そこで新しいことができないか。そればっかり考えてるんだよね」と笑う加賀尾社長。「卸はキャッシュの要る事業形態だけど、そこを何とかするビジネスモデルなんかを考えたいよね。FCとかも卸でやってるところはないし」といったアイデアを様々に思いつかれるご様子です。

剣縁法人会員の情報交換から製品開発の動きが出た

実は加賀尾社長のところでは、剣縁法人会員のネットワークを通じて新製品の研究開発が始まるという事例が出ています。

「6月の稽古会だったと思うけど、稽古後の懇親会で浅井さん(剣縁法人会員・株式会社ステムズ代表取締役)と話したことがキッカケで、浅井さんのお知り合いの方の研究について製品化する打ち合わせをもう何回かやってる。果物とか野菜の日持ちをよくする紙を作る話。専門外なので理解するのに必死です。でもそれも含めて考えるのは楽しい(笑)」とのこと。「剣縁法人会員同士でもいいし、会員からの紹介とか、ネットワークを活用できるといい。会員に対してただガツガツと売り込んだりはしないけど、剣縁がビジネスの可能性を広げられるネットワークだといいよね」と期待を寄せていただきました。

<剣縁>は今後も、株式会社ピーオーネット/加賀尾社長の挑戦を応援していきます!

株式会社ピーオーネット/加賀尾社長のインタビュー(2023年3月)はこちら

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