【オランダ遠征記】剣縁個人会員・宮本光浩さん、道具を担いでオランダに飛び込む!

オランダで20年以上続く剣道セミナー。剣縁個人会員で筑波大学准教授の鍋山隆弘教士八段が講師としてオランダを訪問し続けていらっしゃいます。

そのセミナーに今回、和歌山県在住の剣縁個人会員・宮本光浩さんが参加されました。

3日間のセミナーには受講生という立場で参加された宮本さん。地元の和歌山県有田市では七彩剣の会の指導者でもあり、セミナーの3日前には単身オランダに入って現地の少年剣道の稽古にも出向くなど、アクティブに1週間を過ごされました。

宮本さんが今回オランダに行くきっかけになったのは、2025年1月に和歌山県有田市で開催された剣縁稽古会&懇親会。懇親会の中で宮本さんに彼女がいないという話になり、鍋山先生の「世界に視野を広げてみてもいいんじゃないか」というひと言を受けて和歌山の仲間が強力に背中を押し、あっという間にオランダ行きが決定しました。

それから半年、いよいよそのときが到来。
オランダでは現地の剣士のお宅にホームステイ。ひたすら翻訳アプリを駆使してのコミュニケーションだったものの、想いがあればなんとかなる!とても親切にしていただき、仲良くなれたそうです。

剣道セミナーには今回、鍋山先生のほかに日本から、井口清教士八段、末永真理七段、二宮恭子六段と錚々たる剣士が参加。指導陣の到着を現地で出迎えたときには現地スタッフと間違えられたそう(笑)。

剣道セミナーは、段位・習熟度に応じたグループに分かれて、先生方の得意技を学んだり、攻めとは何かを学んだりと、朝から夕方までどっぷり剣道漬け。オランダ剣道連盟の主催ながらフランスなどからも参加者がおられ、ヨーロッパ剣士の熱意に感銘を受けたとのことで、「行けるものならまた行きたい。次の世界大会には今回知り合った人たちの中から代表として来る人もいるはずなので、必ず応援に行きます。東京はオランダよりも近いですし(笑)」と充実した実に楽しそうな表情でお話を聞かせてくださいました。

宮本さんからたくさんのお写真をいただきましたので、みなさまにご紹介します!

観光のスナップ

2日目:和蘭アムステルダム無聲堂さんへの出稽古

3日目:剣道会 デン・ハーグさんへの出稽古

剣道会としてはお休みの日っだにもかかわらず、これだけの剣士が集まってくれました
日本から持参した紙風船が盛り上げに大活躍。オランダでも風船割りをやるそうですが使うのはゴム風船。
「気持ちよく割れていい!どこで買えるんだ?」と現地の指導者から質問攻めだったそうです
ウォラートさんは現在14歳ながらU18では最強との呼び声が高い剣士
ナショナルチーム入りは16歳から可能とのことで、東京開催の世界大会にはオランダ代表として来日されるかも

剣道セミナーの3日間

オランダだけでなくヨーロッパ各地から熱心な剣士が集った。宮本さんは和太鼓の後ろ
剣道セミナーには大人だけでなく少年剣士も参加
隣国ベルギーから指導にお越しの黒木芳信教士七段と
セミナー最終日の午後には昇段審査が。セミナーでは審査を意識した稽古も設けられたそう
チャンスはいましかない!と、到着早々の指導陣にお願いして記念撮影

コメント

関連記事