去る2024年11月3日(日)に日本武道館で開催された第72回全日本剣道選手権大会と第63回全日本女子剣道選手権大会。男子は竹ノ内佑也選手(東京)が10年振り2回目の優勝、女子は近藤美洸選手(東京)の初優勝で幕を閉じたことは皆様ご存じのとおりです。
その第63回全日本女子剣道選手権大会で、剣縁法人会員であるグランブリス・コンサルティング株式会社の中嶋佳代子取締役が審判の大役を見事に務められました。中嶋さんから剣縁に審判を終えられてのメッセージをお寄せいただきました。
今回写真をご提供いただいたのは、剣道日本の表紙を何度も飾っている株式会社アンズフォトの安澤剛直さん。剣士撮影の合間を縫って撮影していただきました。
審判を終えて(中嶋佳代子さん)
この度、第63回全日本女子剣道選手権大会の審判をさせて頂きました。無事に終える事ができ安堵しています。
今回は、日本武道館での男女同時開催という女子剣道の普及と発展のために活動し続けてくださった先輩方の待望の大会でもありました。記念すべき大会に関わらせて頂き感謝しています。
前回の剣縁稽古会のご縁で、テーラーKUROの吉田さんに素敵な審判服を作っていただきました。剣道の縁がある事で、さらに付加価値を感じます。
ライブ配信やテレビ放送を見た仲間から色んなコメントが送られてきて共通しているのが「姿勢がよかった」でした。きっと素敵な審判服に袖を通すことで、いつもより背筋が伸びたのだと思います(笑)。
剣道の稽古が、とにかく大好き!
稽古を通して仲間ができるのは最高です。
剣縁稽古会を楽しみにしていますので、今後とも宜しくお願いします。
中嶋さんが文中で触れておられるテーラーKUROの吉田さん。こちらも剣縁法人会員に先日ご入会いただいたばかりですが、剣道の頂点を決める選手権に向けて早速、剣縁が合体しました。その吉田さんからもメッセージをいただきました。
テーラーKUROのオーダー審判服が全日本初出場!(吉田知玄さん)
このたびは、剣縁のご縁で、中島佳代子先生が日本武道館で男女同時開催された全日本女子剣道選手権大会に審判員として出場されるにあたり、KUROのオーダー審判服をご着用頂きました。剣道家の夢舞台である全日本選手権において、私どもの審判服をご使用いただけましたこと大変嬉しく思います。
このオーダー審判服はとある剣道家のお客様から、「ちげんさん、審判服作れないかな」とご相談頂いたことからスタートしました。
聞くと、そもそも既成のブレザーだとサイズが合わない上に、「止め」や「引き分け」など腕の上げ下ろしがスムーズに行かなかったり、裾が持ち上がってしまうのが気になるとのことでした。確かに、私自身も少年剣道などで審判をする機会がありますが、同様の違和感を感じたことがありました。
しかしこれは当然のことで、既成のジャケットでは、そもそも想定していない動きを審判員はするわけです。具体的にいうと肩の袖つけが腕を高く上げることに対応していないんですね。
KUROでは、従前より剣道家のお客様も多く、その特有の体型(肩周りや胸、前腕やふくらはぎの発達等)に合わせたオーダースーツを作っておりましたので、それをベースに審判特有の腕の上げ下げをしやすくするオーダー審判服を開発しております。
今回、中嶋先生が全日本選手権で着用してくださったことを写真とともにSNSで報告したところ、剣道の試合を全く見たことがないと言う方々から多くの反響を頂きました。
立ち姿が美しいですね。
素晴らしい剣縁の仲。
凛々しい!
今度から審判も注目します!
などなど
本来、剣道家の皆さんは姿勢も立ち姿も所作も美しいんです。
これからも、皆様の声を開発に反映させながら見た目の凛々しさはもちろんのこと、服を気にせずに試合に集中していただけるような審判服を作っていきたいと思います。
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